水分不足や食物繊維不足、運動不足以外に あなたの身体を故意に便秘へ導いていることもあります。 これは女性のみに対して言えることですが、月経が近付くと便秘になりやすいそうです。 排卵日から月経日まで分泌される女性ホルモンの影響ではないかと考えられています。 (女性ホルモンには、生理前や排卵後に腸の蠕動運動≪ぜんどううんどう≫を 抑制する働きがあるためだそうです。) ですから、この時期だけ便秘になっている人は、便秘になっている事に対して あまり意識しすぎず、水分や食物繊維をいつもより多く取り入れるように心掛けましょう。
その他では、食事が欧米化していること。 ハンバーガー屋さんや、フレンチ、イタリアンで ゴボウや蓮根が豊富に使われているメニューはありますか? おからや干し椎茸が摂り入れられるメニューはありますか? そうです、日本食(和食)には特に意識しなくても 食物繊維の豊富なメニューが沢山あります。そういった食事を摂っているかという事です。 食した物が便になるまでは、一般的な食生活を送っている日本人で、大体1日半ぐらい。
動物性の食べ物を頻繁に食する欧米人は、約3日かかると言われています。 例え外食やコンビニ弁当であっても、できるだけ和食を選んだほうが懸命です。 それから、お菓子の食べ過ぎもよくないそうです。 水分を含んでいないお菓子が身体の中に沢山入ってくると、 必然的に体内の水分を吸収しますよね。ですから、お菓子を食べる時は コーヒーや紅茶、お茶や水でも結構ですので何かしらの水分を一緒に取るようにしましょう。
また、緊張やストレスが原因で便秘症になっている場合もあります。 よく緊張すると『お腹が痛くなる』なんて言いますよね。 私は未経験の職種に転職した時、性に合わない仕事を続けていたせいか 仕事中に何度もトイレへ駆け込むほど、お腹を下しました。 下痢にせよ、便秘にせよ、心配や不安などが強い時、 一番に身体が反応するのは、胃腸なんだそうです。
学校や仕事、家庭の問題で多少のストレス・緊張を抱えることはありますので その度に「転校・転職・離婚を!」なんて大袈裟な事は言えませんが そういった精神的な原因が大きくて便秘になっている場合は、 その環境を少しでも変えることができないか、誰かに相談してみましょう。 健康第一です、たかが便秘症だとは思わず早目に手を打っていても損はありません。 大きな病気を引き起こす前に、きちんと検査し対策をとっておきましょう。
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